みなさんこんにちは。
最近、おじいさん・おばあさんの生活リズムになってきたYKITAです。(笑)
20時就寝→2時起き
はい、今回は表題通り私が経験した自動車部品業界の現状と私の思いについて投稿していきます。
自動車業界について
自動車業界の構図
自動車業界及び自動車部品業界は日本経済を支える主力産業だと思います。
無駄に品質が厳しい
人の命を預ける乗り物ですので、求められる品質水準がかなり厳しいものとなっております。
その分、各部品メーカーにかかる負担は相当のものになっているのが現状です。
委託先の奴隷化
下位の下請け企業程、自動車メーカーや大手の自動車部品メーカーから厳しい監査に遭います。
納品した製品が汚れているから選別しろと言われたこともありました。
箱が濡れていることによる汚れもありましたし、過去には虫の糞が製品に付着しているから選別しろと言われたこともあります。
箱に関しては上位メーカーが管理している(外に置いているため雨で濡れる)はず何ですけどね・・・。
もう、本当に意味わかりません。
高圧的な上位メーカー
特に、不具合品を納品してしまうと報告書や対策書は勿論、納品先まで直接行って全数選別をさせられます。
私自身も品質管理をしていましたので、何度も嫌な思いを沢山してきました。
厳しい言葉(暴言に近い言葉もあったかもしれません)を浴びせられましたし、末端の私に言われても困ることが何度もありました。
嫌味も言われますし、正直、上位メーカーだからと言って酷い扱いをしてくる人間がこの業界にはかなり存在します。
真夏に外で何百個何千個とい部品を積んである箱から出して再検査してこともありますし、真冬で手を悴ませながら選別したこともあります。
自分の会社でもしていない(できない)管理方法で管理しろとか検査しろとか言われたこともありました。
もう、ウンザリ、滅茶苦茶です。
社内でも厳しい現実
厳しい台所事情
社内に帰ってからも工場長をはじめ、幹部の方々から厳しい目で見られます。
品管が不良品を流出させたと言われます。
実際のところ、私が居た会社では製造部で不良品を発生させ過ぎていたので、検査員が手作業(官能検査)でそれら全てを止めるのは無理があります。
当時の製造部の現状として、ライン作業者は、ほとんどが日本語が満足に理解できない外国人作業者かコミュニケーションを取ろうとしないプライドだけ無駄に高い日本人作業者だったため、お手上げ状態でした。
結果的に毎日の様に不具合品が社外へ流出し、その対応に毎日当たり、取引先から怒られるという同じことの繰り返しでした。
根本原因は工場No.2の人物だった
そもそも機械から不良品をラインに流させなければ良いわけだったのですが、この機械整備責任者が酷い者でした。
人の言うことを聞かない自己中人間で、コミュニケーションもとらず、自分がやりたい仕事だけ首を突っ込み、やりたくない仕事からは逃げる様な人間でした。
一応、この人物は当時工場でNo.2の人物でした。
発生原因である機械の整備・調整の不備を改善しようとせず、当の本人は選別作業を手伝うこともありませんでした。
私の在籍中は一回もなかったです。
当然、周りからは嫌われていました。何年この業界に在籍しているのか分かりませんが、当の本人は自分は仕事ができると思っているようでした。
決断
・社内No.2がこの会社に存在している以上、この会社は変わることはできない。
・この業界の人間たちは社内外問わず腐っている。
以上の理由から私はこの業界から去る決断を下しました。
現在転職して新たな職場にいますが、この判断は本当に間違っていなかったと断言できます。
最後に
製造業ではこの様な上下の関係になることが多いでしょうが、お互いの信頼関係があってこそ成り立つものだと思います。
確かに、不良品の流出は本来あってはなりません。
ですが、現環境においてできないことを与えている上位メーカー、および、受けた下位メーカー共に問題があると思います。
できないならできないと言うべきです。
私が在籍した会社では明らかに無理がある仕事量でした。
売り上げに目が眩んだのか分かりませんが、その皺寄せを部下に押し付けつけるのはお門違いです。
もう少し、製造業のあり方を考え直して欲しいと思います。
今回はこれまで。
また次回ブログでお会いしましょう!