みなさん、こんにちは。
最近、夕方以降の活動能力が著しく低下してきたYKITAです。(笑)
はい、今回は私の実体験を元にした中小企業工場勤務について投稿していきます。
中小企業工場勤務は底辺
結論からはっきり言います。
中小企業の工場勤務は底辺の仕事が多く、コミュニケーションが取れない(取ろうとしない)人間の集まりである可能性が非常に高い職場です。
仕事で自身が成長することもほとんどないでしょう。
これは私が過去に協力メーカーに監査員として実際に何社も見て回った経験から言えます。
現状
勘・コツ・経験に頼った仕事
中小企業では現場作業の多くが作業者の勘・コツ・経験に頼ったものになっており、標準化されていない、すなわち誰もができる作業になっていないのが現状です。
なぜか?理由として以下3つが挙げられます。
・定量化できないアナログ作業が多いため。
・古い機械や設備が多いため。(設備投資をしないため。)
・作業者が定着しないため。
以下、細かく説明していきます。
標準化できない環境
標準化とは簡単に説明すると、『作業内容を具体的にしたものを文書化及び規格化し、繰り返し作業していく過程』の事です。
標準化されていないとどうなるかと言うと、以下の様な現象が起き易くなります。
・作業に再現性がない。
→作業時間(作業効率)に個人差が発生し易くなる。
・作業習熟(教育)に時間がかかる。
・ミスをする可能性が高い。
・無駄な時間が発生し易くなる。
要するに現場任せで、現場作業員の負担がどうしても大きくなるんですよね…。
新人が定着しない原因の一つかと私は思います。
仕事が覚え難い→作業に時間がかかる・ミスし易い→残業時間が増える→上司から良く思われない・怒られる→モチベーションの低下→退職
負のサイクルです。
本来は主任クラスが現場の作業を具体化し、更にその上の管理職と調整しながら標準化するべきだと思います。
ですが現実は、現場を回すことだけで手一杯で中小企業ではそれを行うための纏まった時間を確保する事が困難です。
退職までとなると会社の損害は少なくはないと思います。
採用までの手間暇が全て無駄になります。そしてまた新たな採用活動をしなければならなくなり、これもまた無駄にコストがかかることになります。
それでも設備投資をしない(できない)中小企業
確かに、費用対効果の数字だけ見れば、中小企業が莫大な資金を投じることはかなり難しいことであり、短期的にはその判断は正しいかもしれません。
しかし、同時に私はその企業は今後一切世間や取引先から注目を浴びることなく、飛躍を遂げることもできないと考えています。
現状のままか、右肩下がりの経営になると思います。
みなさん、よく考えてみてください。
自社の商売道具への投資を惜しみ、現場作業員の負担ばかり大きくする会社に居たいと思いますか?
お金がもったいないから、危険でキツくて汚い仕事をやって下さいと言われたら、そんな会社を信用できますか?
簡単にまとめるとこういうことです!
大概、その様な会社ではその後の待遇も良くなることはほとんど無いと言って良いと思います。
結果的に、人材が流出し企業成長の妨げになるだけです。
最も優先すべき投資先は?
結論から書きますと、最も投資しなければならないのは間違いなく“人“です。
人材ではなく人財です。会社の宝です。
とは言え、単純に給料を上げれば良いという話ではありません。
現場作業員がなるべくストレス無く働ける様な環境作りを最優先すべきだと思います。
はっきり言って人財への投資をケチっていては現場作業者の作業効率も向上しない上に、仕事の質も高まりません。
よく『仕事だからキツくてもやれ!』と言う上司がいますが、これは人財を軽んじている証拠であり、所謂、脳死状態ですね。
個人的には『それしか言えねえのかよ。』と毎回思います。
最も多い不満の原因
現場任せなのに、ミスったら作業者のせい・・・
大部分の原因がこれだと思います。
そりゃあ、辞めたくなりますよね・・・。
私も現職・前職共に当てはまります。
作業者に見切りを付けられ、人財不足に陥り、結局損するのはその会社自身なんですけどね・・・。
最終的には、優秀な人財程この辺の事を良く理解しているので会社から去っていきます。
そして、残された人間はどうしてもスキルが不足しているので、これが現場の負担にさらに拍車をかけます。
この最悪のループの繰り返しです。
具体的に言うと、中堅社員が辞めやすい企業程このループにハマっていると言えます。
まだまだ、書きたいことが山程ありますがキリがないのでこの辺にしときます。
以上。
今回はこれまで。
それでは。